福岡大学消化器外科のロボット手術
  • 福岡大学病院では最新の手術支援ロボット(da Vinci Xi )を有しています。
  • 当科では直腸がん胃がん食道がんに対してロボット手術を行っています。
  • これらのロボット手術は保険診療にて行う事が可能です。
  • 2018年7月から200症例以上の経験(年間100例)を有しており経験豊富です。
  • 2019年には直腸がんに対するロボット手術症例数が九州で一番になりました。
  • 当科長谷川医師内視鏡外科学会の推奨する直腸がんのロボット手術の指導医(プロクター)になっています。九州では初です。吉村医師愛洲医師もそれぞれ食道がん・胃がんのプロクター、直腸がんのプロクターを取得しております。
  • また直腸がんについては中国・四国地方では唯一のロボット手術の術者の資格取得のための症例見学施設になっており、高度な技術を有しております。
  • 患者さんによって向き不向きがありますので、外来で医師にご相談ください。
  • ロボット手術についてのセカンドオピニオンも受け付けています(クリック

ロボット手術とは
  • 手術支援ロボットda Vinci Xi )を用いて、腹腔鏡手術と同様に胸部や腹部に小さな孔を数箇所開けて手術を行うものです。
  • お腹の中を二酸化炭素で膨らませて、内視鏡で手術部位を観察しながら手術を行うのは腹腔鏡と同じです。


  • 腹腔鏡では手術器具(鉗子といいます)を医師自らが動かすのですが、ロボット手術では執刀医は患者さんから少し離れた場所でロボットの操作を行います。
  • 執刀医の繊細な手の動きをロボットアームの複雑な仕組みで正確に手術器具に伝えます(左動画)


ロボット手術の良い点・メリット
  • ロボット手術の利点は右動画のように、術者の手の動きを関節が多く自由度の高い手術器具に正確に伝えられるところにあります。
  • 鉗子の関節が少なく、自由度が少ない腹腔鏡手術に比較してロボット手術では操作が容易になり、緻密な手術を行う事が可能です。


  • 左動画では前半が腹腔鏡後半がロボット手術の操作を紹介しています。
  • 腹腔鏡では「手ブレ」が生じやすく、外科医の技術でそれをカバーしてきました。
  • ロボットの手術では手ブレがなく操作の自由度が高いため、残すべき神経や切除すべきリンパ節をより正確に分離することが可能です。


  • ロボット手術は非常に繊細な作業が可能です
  • 右のビデオではロボットで米粒に「愛」の字を書いています
  • 動画の最後に指先に米粒をのせた場面をいれていますので、大きさを実感していただければとおもいます


ロボット手術の問題点
  • 左動画ではロボットで金属の注射針を曲げていますが、かなりの力が必要です。
  • しかし、手術を行っている術者には全く触っている感覚(触覚がありません
  • 手術操作においても丁寧に操作を行わないと強い力で正常の臓器にダメージを与えることになりかねません。


  • また、鉗子の自由度が高いために右動画のように、最適の場所に最適の方向で器具を当てることができます。
  • 一方で、逆に自由度が高すぎて、ロボットのカメラでは見えない所で大事な組織を強い力で圧迫している可能性もあり、注意が必要です

動画中の右側の画像は「あえて」遠くで見ている画像で通常は手前側は見えません)



  • ロボット手術にもまだこのような重大な問題点がありますので、経験の多い施設で受けられることをお薦めいたします。手術を受ける際にはよく担当の医師と相談して、ロボット手術のメリットを享受いただければと思います。