従来は1が多かったのですが、近年はウイルス性肝炎の治療が進歩してしており、2、3が増えてきています。
近年、インドシアニングリーン(ICG)の蛍光特性を利用して、肝臓の切除範囲をイメージングすることが可能になりました。
さらに術前投与された ICG が肝癌およびその周囲の組織に集積する現象を利用して肝がんの位置を詳細に同定し、過不足なく切除することも可能になりました。
転移性肝がんの治療
腹腔鏡手術の利点
・体の傷が小さく、術後の痛みが少ないため早期の社会復帰が可能。
・出血量が少なく、手術によるダメージが少ない。
腹腔鏡手術の欠点
・手術時間は比較的長く、高い技術を要することが多いです。
・過去に手術を受けた方や、複雑な肝切除術には不向きなことがあります。
患者さんによっては腹腔鏡手術が適していないことがあります。当科では、決して無理のない治療を心がけており、患者さんの安全、安心のために開腹手術がより適切と判断することもあります。またご相談下さい。
当科における腹腔鏡(補助)下肝切除術の特徴
腹腔鏡手術では事前にどのように手術を進めていくのか、患者さんの病態などに応じた治療計画を立てることがとても重要になります。私たちは、立体画像を駆使して綿密に切除計画を組み立てて安全・確実な治療を心がけています(3次元シミュレーション肝切除)