における研修医教育の特徴

福岡大学消化器外科における臨床研修に興味を持って頂き、ありがとうございます。

世の中の外科講座では消化器外科の専門化・細分化が進む中、福岡大学消化器外科では以下のような消化器外科疾患を幅広く扱っております。

  1. 内視鏡診断・治療
  2. 消化管がんに対する腹腔鏡手術・ロボット手術
  3. 肝胆膵外科(ERCPを含む)
  4. 消化器がんに対する化学療法
  5. 救急医療

福岡大学消化器外科の臨床研修の特徴は、上記消化器外科医にとって重要と考えられる技量・技術を幅広く身につけられるところです。特に昨年より腹腔鏡手術の教育には力を入れており、昨年は消化器領域で内視鏡外科学会の技術認定医試験に2名合格しました(本年は申請なし)。症例数も豊富にあり、外科医を目指す若い先生には幅広く高い技術を学んでいただけるものと自負しております(当科の腹腔鏡大腸切除の教育はこちら)。

 

また、当科は2019年7月より始まった内視鏡外科学会の手術見学プログラムの担当施設になっています(こちら)。

 

また、消化器内視鏡を用いたEMRやESDなどの局所切除術、またアカラシアに対するPOEMなどの治療、胆道疾患に対するERCPやESTなどのIntervention治療も勉強することができます。

 

数年の大学及び関連施設での外科の初期研修の後には、臨床や基礎に関わる研究も行っており(こちら)、外科医としての専門領域を定めて深く研究を行います。国内外の施設への臨床・基礎研究の為の留学も積極的に行っております。


当科で行っている腹腔鏡下低位前方切除(動画へのリンクがあります)

若手の練習風景

当科で行っている横行結腸切除

(動画へのリンクあり)

毎週のビデオクリニック 

若手の症例の手技のチェックを行います


当科における食道癌に対する

反回神経周囲リンパ節郭清

(上部消化管チーム)

当科における食道胃接合部癌に対する

下縦隔リンパ節郭清

(上部消化管チーム)



福岡大学消化器外科における研修目標

当科の研修目標は外科医とて重要な3つの力「技術力(臨床力)」「人間力」「発信力(科学力)」を身につけることを柱としています。

第1に、診断から治療、術後管理にいたるまでエビデンスに基づいたしっかりとした「臨床力」をつけることが重要です。特に、外科医である以上、手術や処置の技術を磨くことにより患者さんに貢献できるような外科医になれるようにしっかりとした指導を行います。

第2に、外科医にとって患者さんや先輩・後輩医師、コメディカルなどと良好なコミュニケーションをとることは重要なことです。日頃から様々な発表を通じてそのようなスキルを身につけてもらいたいと考えています。そして、逆境にめげず、あきらめない粘り強い胆力を身につけ、「人間力」の高い、信頼される医師に育てたいと思います。

そして最後に、臨床において常に疑問を持ち、情報を収集し、それを実際に検証し、学会や論文などで発表するという「発信力(科学力)」を身につけてもらうことが福岡大学消化器外科の研修目標です。